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  • 2010.11.11 Thursday
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テロルの決算

評価:
沢木 耕太郎
文藝春秋
¥ 670
(2008-11-07)

 日比谷公会堂の演壇に立った社会党委員長の浅沼稲次郎を右翼の少年山口二矢が両手で握った短刀で刺した暗殺事件を描く。

61歳の野党政治家と17歳のテロリストのそれぞれの生い立ちから事件の一瞬までを生々しく描き出す。

自分がその事件現場にいてるように感じさせるほどの一瞬一瞬の描写に息を飲む。

テロは反社会的・暴力的な手段であり何の解決も生まないと僕自身は思っています。しかし山口二矢少年の国を思う熱い気持ちには心揺さぶられるものを感じずにはいれませんでした。

現在の堕落しきった政治に批判するひとはいてもここまで熱く行動に移せるひとはいないような気がします。


そしてその少年以上に庶民のための政治に全力を傾けていた浅沼稲次郎が刺されたのが何ともやるせない気持ちになります。


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  • 2010.11.11 Thursday
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  • 12:26
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コメント
初めまして、TBさせていただきました

>現在の堕落しきった政治に批判するひとはいてもここまで熱く行動に移せるひとはいないような気がします。

同感です。
行動に移せていない私達だから”テロは悪だ!”とは言えないですよね・・・
でも被害者、加害者双方の遺族のその後の苦しみを描いていたので、やはりテロはダメだと思えました。
でもやはり悪とまでは言えないです・・・

コメントありがとうございます。
共感いただき誠に嬉しい限りです。
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