一定期間更新がないため広告を表示しています
- 2010.11.11 Thursday
- -
- -
- -
- -
- by スポンサードリンク
365日読書日和
日本の伝統と文化の象徴である皇室。
時代の流れ、社会の動きに伴って少しずつ開かれ、マスコミ報道もされていますが、まだまだ我々一般人には知らないことも多いのが実情です。
本書では、「天皇と伊勢神宮の深い関係とは?」「皇族の女性も料理をされるのだろうか?」「プライベート・タイムの警護はどうなされているか」「天皇家の生活費はどのように支払われるのか」など、128の疑問を分かりやすく解説されています。
皇室が身近に感じられる入門書。
評価:
ライフサイエンス 三笠書房 ¥ 600 (2009-12-18) |
本書は全編を通じて、ロシア・ソ連史の支配者の出自について明らかにしながら、現代ロシアの大財閥とユーラシア大陸の未来を発掘し、ロマノフ家の黄金を追跡する一つの謎解きの物語です。
ロマノフ家、本書の表紙に飾った”双頭の鷲”を一家の紋章として、300年の栄華を誇る帝政ロシアの王朝。ロシア二月革命によって最後の皇帝ニコライ二世が退位したのち、10月革命によって皇帝一家は処刑され、ロマノフ家が断絶、ここに300年王朝は完全に滅亡しました。
しかし1991年末にソ連が崩壊したあと、揺れ動く新生ロシアに台頭してきたのは、ドイツなどヨーロッパ全土の極右主義に呼応するかのように、帝政ロシア時代の王政を復古しようと画策する、大きな集団の動きでした。忘れられていた一族が、長い間に大きな力を蓄え、生き残っていたのです。
詳細な家系図・人脈図で相関関係がすさまじい内容で物語るロマノフ王朝・旧ソ連・現ロシアとユダヤ系の金融帝国の力が垣間見えてきます。
第一部 ロマノフ家の大貴族フルシチョフ
ソ連時代を動かしたフルシチョフ共産党第一書記がロマノフ家の大貴族であった事実を明らかにし、そのフルシチョフを育てたカガノヴィッチと独裁者スターリン、モロトフ、ミコヤンなどクレムリン首脳が西側世界とひそかにどのような血縁会計と人脈によって結ばれていたかを
第二部 ヴィソツキーの歌が聞こえる
ロマノフ家が、300年王朝の歴史の中から、どのように支配のメカニズムを作り出し、デミドフ家やストロガノフ家などロシアの大財閥を作り上げてきたのか、亡命ロシア貴族がアメリカ、イギリス、フランスなど世界の各地で大実業家に変貌を遂げ、アメリカ大統領さえ動かす力を持っているという現状を
第三部 モスクワ・マフィアの暗躍
世界的なマフィアがロシア人とどのように直接の関係を持っているかを、政商アーマンド・ハマー、ペプシコ会長ドナルド・ケンドール、ロックフェラー財閥、ロスチャイルド財閥などとの血縁関係から調べ上げ、全体に浮かび上がってくる酒造業者、軍需産業、さらにKGB・CIA・MI6の諜報機関が生み出した二重スパイ構造とキューバ危機の関係を明らかにしています。
膨大な家系図や人脈図をもとに話が進められていく展開は同じく広瀬隆氏の著書「赤い盾」がかなりおもしろかったので、こちらも読んでみたという感じです。
世界で起きる戦争・紛争、金融危機は起こるべくして起きている…。
そう感じずにはいられなくなる広瀬氏の著書です。
1 | 2 | |||||
3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 |
10 | 11 | 12 | 13 | 14 | 15 | 16 |
17 | 18 | 19 | 20 | 21 | 22 | 23 |
24 | 25 | 26 | 27 | 28 | 29 | 30 |
31 | ||||||